画像で迫る脳と心のミステリー

@日経ホール(大手町)
知人の紹介で聴講。
2人目の定藤規弘先生の話が触覚研究者にとって興味深い。
15歳を迎えるより前に視覚障害になった場合、点字を読む場合に体性感覚野だけでなく、V1も働くようになるらしい。fMRIを用いて実験を行っている。

光トポグラフィーの紹介もあったが、やや総論であったのが残念であった。
しかし、筋肉硬化症で動けなくなった人に対して、体は動かないが反応の有無をこの計測手法によって計測した例は興味深い。下手なBCIよりもこちらのほうが現時点では手軽さの面で有効であると思われた。

会場からの質問は、その意図が汲み取れない場合が多く、その理解に時間を費やしてしまったのが残念。
質問力はやはり大事か。